契約帯域を超過すると、どうなるの?

契約帯域を超過すると、どうなるの?

こんにちは、Scutumサポートデスクです。

Scutumはご契約帯域でメニューが分かれていますが、契約を超えるトラフィックが出るとどうなるのか?
気になる方も多いと思います。
今回は、特によくあるご質問「契約帯域を超過するとどうなるか」にしっかりとお答えしていきます。

目次

はじめに結論から

唐突ですが、よくあるご質問なので結論からお伝えします。詳細についても、ぜひ最後まで読んでみてください。

  • たまに僅かな超過が発生する程度ならそのまま利用継続ができる。
  • 定常的であったり、大きな超過が発生する場合は、契約の見直しをお願いする。
  • 過度な超過が発生した場合は、サービスの安定性維持のために帯域制限を掛けることがある。

つぎに、よく利用する表現についても説明します。

  • サイジング:Scutum環境の処理能力
  • ピーク時トラフィック:各FQDNの最も多かったタイミングのトラフィック

ピーク時トラフィックと環境のサイジング

「契約帯域を超過するとどうなるか」を理解するために、まずScutum環境がどんな情報を基準に作られるか見ていきましょう。
Scutumはウェブサーバとサイト利用ユーザの間で通信を監視する仕組みなので、最低でも「WebサイトやWebアプリケーションに届く通信を問題無く処理できるだけの処理能力」が必要です。

そのため、Scutum環境のサイジングを設定する基準に最適なのは、ピーク時トラフィックです。
なので、1つのFQDNで利用する場合は「ピーク時トラフィック=契約帯域」になると覚えておきましょう。
複数FQDNで利用する場合は「各FQDNのピーク時トラフィックの合計 ≦契約帯域」になるように、各FQDNのサイジングを決めていただく必要があります。

環境のサイジングとマルチテナント

では、そもそもScutumのサイジングはなぜ必要なのでしょうか?
それは、Scutumがマルチテナントでの提供を基本とするサービスだからです。
マルチテナントとは、同一システムなどを複数のユーザーで共有するモデルのことです。
ショッピングモールのような商業施設の1フロアをイメージをするとわかりやすいかもしれません。

マルチテナントのイメージ
マルチテナントのイメージ

商業施設には、規模や目的が異なる様々な店舗が入居していますよね?
Scutumを商業施設にあてはめると、「Scutum環境=各FQDNの店舗」「サイジング=店舗スペースの大きさ」「トラフィック=店舗に来店するお客様の数」ということができます。

1フロアに入居できる店舗数や規模は決まっているので、一番多い日の来店者数をもとに適した組み合わせで店舗を配置する。このように、ピーク時トラフィックから適した環境・インフラに配分したマルチテナントで、Scutum環境を構築・提供しています。

帯域を超過した場合の動き

さて、商業施設を例にScutumをイメージできたところで、本題に戻ります。
注目したいのは、店舗間にある通路などの共有スペースです。実際のScutumではピーク時トラフィックにある程度余裕を持たせてサイジングするので、同様に共有スペースがあります。

帯域が超過するとこうなる


では、たとえばセールで店舗に入りきらない数のお客様が殺到したらどうなるでしょうか?
もうおわかりですね。一度店舗のスペースを決めたら、スペースを勝手に拡げることは出来ないので、入りきれないお客様は通路に溢れてしまいます。これが、帯域を超過した状態です。

帯域を超過した状態のイメージ
帯域を超過した状態

通路がすこし混みあう程度であれば大きな問題にならないのと同じように、
帯域を僅かに超える日がたまにあるくらいであれば許容範囲内と考え、今の契約のままでScutumを使い続けることができます。
しかし、来店者数がさらに増えたり日常的に混雑すると、他の店舗に迷惑が掛かってしまうことがあるので、契約の見直しが必要です。

過度な超過のときは?

通路の大混雑で身動きが取れなくなるのと同じように、過度の超過が発生すると、通信の遅延など、サービスの利用に大きな影響が出てしまいます。

過度の超過で他のユーザに影響
過度の超過で他のユーザに影響


そのため、他の環境への影響を防ぐ緊急対応として「帯域制限」を掛けることがあります。混雑時の入店制限のイメージです。
帯域制限を掛けた場合、サイジングを超えた分のトラフィックを一時的にScutumで受け付けなくすることで、サービスの安定利用ができる状態を維持します。
(帯域制限中は、ScutumがHTTPステータスコード 503 Service Temporarily Unavailable を返します。) 
帯域制限中にアクセス中のユーザはそのまま通信を続けることが出来ますが、新たなアクセスは受け付けられないので、アクセスできるユーザとできないユーザが混在することになります。

いかがだったでしょうか?
ご契約帯域の見直しをお願いする場合は、弊社から、代理店様経由でご契約の場合は代理店様を通じて、ご案内します。案内が来た時には、その時のピーク時トラフィックや、今後トラフィックが増える可能性があるか等を判断基準に、サイジングや契約帯域を見直しをお願いします。

ご不明な点等がありましたら、お気軽にScutumサポートデスクまでお問い合わせください。

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